★ メトロニダゾール ★

▼ご使用方法・注意
■メトロニダゾールの使用方法 下記の服用量はあくまでも目安となります。実際に服用する場合は、医師に指定された量を服用するようにしてください。 【嫌気性菌感染症】 実際の治療期間は病状や病原菌によって異なりますが、通常トリコゾール 200mgを7日前後使用することが必要とされています。 【嫌気性菌感染症の予防としての使用】 主に腹部(特に結腸直腸)、婦人科の手術において使用されます。 手術前24時間:8時間毎に400mgを服用 手術後:錠剤の服用が可能になるまでは、静脈注射か直腸注入によって投与 子供:7.5mg/kgを8時間毎に服用 【一般的な嫌気性菌感染症治療としての使用】 初回に800mgを服用し、その後8時間毎に400mgを服用 子供:7.5mg/kgを8時間毎に服用 【原虫、及びその他の感染症】 **泌尿生殖器トリコモナス症(再発しやすく、配偶者も同時に治療が必要)** 治療期間の目安:7日間 10歳以上の子供、および成人:1回200mgを1日3回か、1回400mgを1日2回服用 7歳以上10歳未満:1回100mgを1日3回服用 3歳以上7歳未満:1回100mgを1日2回服用 1歳以上3歳未満:1回50mgを1日3回服用 治療期間の目安:2日間 10歳以上の子供、および成人:朝800mg、夕1,200mgを服用 治療期間の目安:1日 10歳以上の子供、および成人:2.0gを一度に服用 **原因不特定の膣炎** 治療期間の目安:7日間 10歳以上の子供、および成人:1回400mgを1日2回服用 治療期間の目安:1日 10歳以上の子供、および成人:2.0gを一度に服用 **侵襲性の腸疾患** 治療期間の目安:5日間 10歳以上の子供、および成人:1回800mgを1日3回服用 7歳以上10歳未満:1回400mgを1日3回服用 3歳以上7歳未満:1回200mgを1日4回服用 1歳以上3歳未満:1回200mgを1日3回服用 **腸疾患及び慢性嫌気性菌肝炎** 治療期間の目安:5-10日間 10歳以上の子供、および成人:1回400mgを1日3回服用 7歳以上10歳未満:1回200mgを1日3回服用 3歳以上7歳未満:1回100mgを1日4回服用 1歳以上3歳未満:1回100mgを1日3回服用 **嫌気性菌肝腫瘍、及び腸外のアメーバ-症** 治療期間の目安:5日間 10歳以上大人:1回400mgを1日3回服用 7歳以上10歳未満:1回200mgを1日3回服用 3歳以上7歳未満:1回100mgを1日4回服用 1歳以上3歳未満:1回100mgを1日3回服用 **無症状のシスト感染源** 治療期間の目安:5-10日間 10歳以上の子供、および成人:1回400-800mgを1日3回服用 7歳以上〜10歳未満:1回200-400mgを1日3回服用 3歳以上7歳未満:1回100-200mgを1日4回服用 1歳以上-3歳未満:1回100-200mgを1日3回服用 **ジアルジア症** 治療期間の目安:3日間 10歳以上-大人:2gを1日1回服用 7歳以上10歳未満:1回1gを1日1回服用 3歳以上7歳未満:600-800mgを1日1回服用 1歳以上3歳未満:500mgを1日1回服用 **急性潰瘍性歯肉炎** 治療期間の目安:3日間 10歳以上の子供、および成人:1回200mgを1日3回服用 7歳以上10歳未満:1回100mgを1日3回服用 3歳以上7歳未満:1回100mgを1日2回服用 1歳以上3歳未満:1回50mgを1日3回服用 **急性歯性感染** 治療期間の目安:3-7日間 10歳以上の子供、および成人:1回400mgを1日3回服用 **下肢潰瘍及び褥瘡** 治療期間の目安:7日間 10歳以上の子供、および成人:1回400mgを1日3回服用 ・食事中か食後に服用してください。 ・錠剤は水と一緒に飲み込んで、噛みくだいたりしないでください。 ・錠剤はピルカッター等で半分(100mg)にすることも可能です。 ・10歳未満の子供で、体重が10kg未満である場合には、規定よりも少量の服用量が必要となります。 ・高齢者における服用量には注意が必要です。 ■メトロニダゾールの注意事項 トリコゾール 200mgの有効成分であるメトロニダゾールやその他の成分、或いイミダゾールや、ニトロイミダゾール系薬物などに過敏症である方は、トリコゾール 200mgのご使用をお避けください。 トリコゾール 200mgの服用が10日以上となるばあいは、患者の容態観察が必要になります。 トリコゾール 200mgの服用によって、泌尿生殖器トリコモナス症が完治しても、淋菌感染症が残る場合があります 腎機能障害の方におけるトリコゾール 200mgの使用は、有効成分のメトロニダゾールの代謝物が保持されるため、注意が必要です。 メトロニダゾールには発がん性が認められているため、必要時以外の服用はお避け下さい。 トリコゾール 200mgの有効成分のメトロニダゾールは主に肝臓で酸化されることによって代謝されます。 そのため肝機能障害の方においては代謝物の排泄にかなり支障がでることが考えられます。肝性脳症の方におけるトリコゾール 200mgの使用は、代謝物の蓄積によるメトロニダゾールの血清中濃度上昇と、それに伴う肝性脳症の増悪が懸念されるため、通常の1/3程度を1日1回の服用に減少させるなどの注意が必要とされています。 トリコゾール 200mgの服用によって、混乱、目眩、幻覚、痙攣などを生じることがあるため、車の運転や、機械の操作への影響が懸念されます。 トリコゾール 200mgは医師に指示された服用量と期間を守ることが原則です。症状が軽減したからといって、中途で使用を中断する再感染や、病原菌が薬に対する耐性をつける恐れがあります。 トリコゾール 200mg服用中、及び服用期間後の48時間に、アルコールを摂取すると、顔面紅潮や、腹痛、吐き気、嘔吐、頭痛、動悸などの不快な症状が発現することがあるため、アルコール類の摂取はお避け下さい。 トリコゾール 200mgの服用によって、痙攣性のてんかん発作や、四肢のしびれや感覚異常などの末梢性神経障害が発現する場合があります。 神経性異常の症候が発現した場合にはトリコゾール 200mgの服用をただちに中断する必要があります。 また中枢神経系疾患の患者への使用は注意が必要です。 トリコゾール 200mgの有効成分であるメトロニダゾールはニトロイミダゾールの一種であるためトリコゾール 200mgの使用によって、中度の白血球減少症などの発現が報告されています。 従ってポルフィン症などの血液疾患の患者へ使用する場合には、注意が必要とされています。 妊娠中のトリコゾール 200mgの服用における危険性は解明されていないため、妊娠中及び妊娠を計画している方における「トリコゾール 200mg」の使用は、他の抗生物質による治療が不可能、尚且つ医師により薬理効果が危険性を上回ると判断された場合のみご使用ください。 トリコゾール 200mgの有効成分であるメトロニダゾールは母乳中に排出されることが知られており、さらに腫瘍形成能が懸念されています。 そのため授乳中の方で、使用は他の抗生物質による治療が不可能、尚且つ医師により薬理効果が危険性を上回ると判断された場合を除き、使用を避けるかミルクでの育児に切り替えてください。 歯科手術を含めた、手術を受ける場合には、麻酔医を含めた医師にトリコゾール 200mgを使用していることを伝えてください。 トリコゾール 200mgにはラクトースが含まれています。 ラクトーゼ不耐症、グルコース・ラクトース吸収不良の方への使用はお避けください。 処方された用途以外での使用はせず、また他人との共用もお避けください。 子供の手の届かない乾燥した涼しい場所で保管し、光を避けて保管してください。 使用期限を超過したものや外装に損傷が認められるものは使用しないでください。

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