こんなごはん・できごと
最近お料理に目覚めた夫が、自分のお小遣いで買ったル・クルーぜでごはんを炊いてみたいと、と言いました。ではどうせなら、ベランダで炭で炊いて、何かおかずを焼いて、できたての手前味噌でもつけて食べましょう!、ということに。
私は、先日茶道の勉強で、茶釜でごはんを炊いておもてなしする茶飯釜のお茶事を勉強してきたので、ぜひともただのごはんを炊いてみたかったけれど、夫は「ピラフ」をしたいと・・・・。では好きな物を買ってきてください、私は野菜があればよい、と頼んだところ・・・・。
私にはカマスの干物、夫と娘はお肉、秋なす、エリンギなど、買ってきてくれました。豪勢です。
炭をおこしいざ挑戦。
私は子どもの頃、祖父母同居で、祖父母が「電気釜のごはんなんておいしくない」といい、大人になっても我が家では文化鍋でご飯を炊かされていました。それが嫌で嫌でたまらなかったけれど、今となってありがたかったかも。8年ほど前から玄米を食べ始めた頃も、時間にゆとりがあったので、ガス火で土鍋で炊いていたので、なんとか炭でも火加減がわかるかなーと思っているのですが・・・・。
文化鍋はどんどんい勢いがつくと、蓋がパカパカ浮いて、ふきこぼれるほどなので、状態が分かりやすい。でもル・クルーぜはふきこぼれないのはいいけれど、湯気や音だけが頼りです。
勢いのいい湯気が少し収まったら、炭火を減らして、火窓口を閉じて、火を弱め、音が消えるまで炊き、後は赤子泣いても蓋とるな・・・・。
普段の生活では、こんなに火と向き合うゆとりがないけれど、たまにはこんなふうに火の勢いとつきあいながら、ごはんを炊くのって、楽しい・おもしろい。
電気炊飯器がなければ、ごはんが炊けない。そんなことでは、これからの時代には生きていけないから、娘にもしこんでおかないと・・・。
ピラフ、おいしく炊けました。思ったより炭火は強いのでお焦げは多かったけれど、よいお鍋のおかげで一粒残らずふんわりおいしいです。ただ、ただのごはんではなく、調味しているので、炭火ならではのおいしさを感じるとはいきませんが・・・。娘は3膳も食べました。
焼き茄子も、炭で焼くと茄子の甘味が中にしっかり詰まって、なんとも言えないおいしさ。手前味噌にみりん、砂糖を混ぜた味噌だれをつけていただきました。エリンギも、スティック野菜も味噌だれでおいしーーーーい。
炭火炊きごはんは、しばらくクセになりそうです。