運動不足病と運動セラピー
運動不足で脂肪やコレステロールがたまっちゃう!?
寒くて動きたくない冬はもう少しで終わり。春はすぐそこまでやってきています。あなたは、冬の間にいろいろなものを体内にため込んでいませんか?
運動不足によって体内にたまるものといえば、まっ先に思い浮かぶのが「脂肪」。でも、たまるのはそれだけではありません。コレステロール、糖質など、一定量を超えると生活習慣病の危険が高まるものもたくさん蓄積されてしまいます。
また、運動不足で血行不良になると、乳酸などの疲労物質がたまりやすく、疲れやすくなったり、さらには肌のハリやツヤが衰えることも。「たかが運動不足」と侮るわけにはいかないようです。
■ 運動不足は、もはや病気!?
「運動不足病」という言葉を聞いたことはありますか? これは1961年に米国のH.クラウスとW.ラープが著書のなかで提唱したもので、「運動不足は潰瘍(かいよう)や腰痛、情緒不安定、さらには糖尿病や高血圧、心疾患といった生活習慣病を引き起こしやすい」と警告をしています。
実際、現在では「運動不足病=生活習慣病」ととらえられることが多いようですが、運動不足の影響は体ばかりでなく、精神にも出てきます。たとえば、運動不足によって出やすいといわれる症状は次のようなものがあります。
運動不足によって出やすい症状
・全身がだるい
・イライラする
・集中力がない
・疲れやすい
・体が重い
・気分が落ち込みやすい
・不眠症ぎみ
症状に思い当たる人もそうでない人も、今のうちに運動不足を解消しておきましょう。