夏のオフィスの過ごし方 -オフィス環境を改善しよう!-
「あなたのオフィスは快適ですか?」テンポラリーセンター(東京都新宿区)が、東京で働く218人の男女に聞いたところ、半数以上の人が、オフィス環境を不快と感じているという結果に…。大半の人が1日7〜8時間は過ごす場所です。なんとか快適にする方法を考えてみました。じめじめ、蒸し暑くってただでさえ不快な梅雨の季節。あれこれ試して、少しでも快適に過ごしませんか。
自分の部屋に鉢植えを置いたり、花を飾っている人も多いのではないでしょうか。ガーデニングも人気ですよね。植物には、リフレッシュ効果や、安らぎを感じるなどのヒーリング効果があるのです。装飾としても素敵ですし、空気を浄化したり、条件によっては、冬に3度室温を上げ、夏には3度下げる種類もあるので、エアコンの使い過ぎ防止にいかがですか?
事務机や、パソコンばかりで殺風景なオフィスに、アクアリウム(ミニ水族館)はいかが? アクアリウムは、室内に植物や、絵画を置くヒーリングアートのひとつで、安らぎを感じることができます。欧米では、「精神を安定させる」と医師が導入を勧めているほど。インテリアとしても美しく、見ているだけでリラックスできます。
植物の「藻」を使った空気浄化装置をご存知ですか? 人が吐き出す二酸化炭素を利用した光合成によって、新鮮な酸素を送り出すリサイクル型酸素供給装置で、酸素をたくさん発生する「スピルリナ」という藻の一種を使います。もともとは、宇宙船に酸素を供給する研究だそうです。新鮮な酸素を吸うことは医学的にも効果大。藻の鮮やかな緑色がきれいで、見た目もGOOD!
朝出社してから、夕方まで一日中部屋の中。「たまには太陽の光を浴びた〜い」と思いませんか?実は、室内に太陽の光を採り入れるシステムがあります。紫外線や赤外線は大幅にカットされるので、室内の温度が上がることはなく、植物も葉焼けや病気にかかりにくいそうです。採光方法は、▽鏡で反射させる▽屋根にプリズムを置き、太陽の高さや角度に関係なく多くの光を下に屈折させる▽鏡とプリズムを併用▽凸レンズで集めて光ファイバーで伝送する――の4つ。
システムを開発したラフォーレエンジニアリング(東京都港区)によれば、凸レンズで集めて光ファイバーで伝送するシステム「ひまわり」を12眼つけた場合、100ワットの白熱球2灯、440ワットの蛍光灯1・2灯分の光量があり、年間平均1942時間日照のある東京の場合、電気代も白熱球で1万683円、蛍光灯で2619円の節約になるそうです。
目が疲れやすい。ごろごろして不快!―― こんな症状に悩まされている人も多いのではないでしょうか。それはドライアイかもしれません。ドライアイは、涙量の不足から起こる病気です。涙が不足すると目が乾いて、眼球の表面にある細胞が傷ついてしまうのです。ひどい場合は痛くて目をあけていられなくなることもあります。
涙は、感情が高ぶった時や、異物が目に入って刺激された時だけ流れるわけではありません。起きている間は、常に涙が目の表面を覆っているのです。これは、基礎分泌と呼ばれる涙で、角膜(黒目)と結膜(白目)をぬらす役割を果たしています。
エアコンの完備されたオフィスで、パソコンの画面を長時間見つめる――。これはドライアイの原因になります。エアコンで室内は乾燥しているはずです。肌がカサついたら、目も要注意。冷風に直接あたらない、暖かいものを飲むようにして、湯気を目にあてるなどの対策を。
涙腺から分泌された涙は「まばたき」によって目の表面を潤しています。ディスプレーを凝視している時は、「まばたき」が少なくなるので、意識的に多くするように心掛けて。
もともと涙は緊張している時や、夜にはあまり出ません。ストレスや、夜型の生活スタイルも“目が乾く”原因になるって知っておいて。
1つでもあてはまったら可能性有り。5つ以上なら疑いは濃厚です。また、10秒以上目を開け続けられない人は、ドライアイと考えられます。
1)目が疲れやすい
2)白っぽい目やにが出る
3)ショボショボ、ゴロゴロする
4)目が重たいと感じることが多い
5)目が乾いた感じがする
6)なんとなく目が不快
7)ものがかすんで見える
8)目がかゆい
9)まぶしく感じやすい
10)わけもなく涙が出ることがある
11)目が痛む
12)目が赤くなりやすい
◆ 意識的にまばたきを増やす
◆ モニターの文字サイズを大きく、照明が映らないようにし、画面を低くして目の開きを小さくする
◆ エアコンの風が当たらないようにする
◆ メガネにカバーを付けて目の周囲の湿度を上げる
◆ 人工涙液タイプの目薬を使う(防腐剤入りの目薬や洗 眼液、水道水は×)
◆ 目を温める
涙の表面にある油の層がなんらかの原因で不安定になると、涙の蒸発量がふえてしまいます。油の層は両まぶたの縁にあるマイボーム腺から分泌されますが、よく詰まるので、目を蒸しタオルで温めると、油が溶け、血行がよくなります。目の筋肉の疲労も取れるので試してみて。
◆ 涙点プラグで涙点をふさぐ(専門医で処方してくれます)
涙は目尻に近い上側にある涙腺から分泌されて、目頭にある涙点から排出されるので、涙点をふさぐことで排出をとめることができます。