女性の夏の過ごし方
夏バテといえば、やっぱりウナギ
今年も早や鰻やら土用の丑の日やらが気になり始めました。ご存知のように平賀源内氏が鰻の効用を広めたとか。当時ビタミンやたんぱく質については現在ほど知識が広まっていなかったのに素晴らしい(まぐれ?)着想ですね。
さて鰻が出れば夏ばての季節。鰻は疲労回復にきくビタミンB1、眼にもいいビタミンA、当然たんぱく質に加え、うな重や関西で言う「まむし」(ひつまぶし転じて)では同時に炭水化物もとれて体にも良く食も進みそうです!
冷房は女性の夏の疲れの原因・大敵
最近ではエアコンがいたるところで完備され、早いところでは5月中から冷房を入れている会社も多いようですね。
おなかが痛くて・・とこられる方を診察してみますと6割程度は腹部が冷たく筋腫、卵巣のう腫など異常がない場合には「冷え」が原因かと思われるケースも少なくありません。
実は私も冷房嫌いではないのですが以前学会で講演を聞いていた際、長袖のジャケットを着ていたにもかかわらず、凄まじい低温状態におかれ芯まで冷えて、学会場をあとにしたこともあります。
もちろん適度な冷房・除湿は大切、我慢大会のように「冷房は体に悪いから!」と無理しすぎて室内で熱中症になった話も聞かれたこともあるかと思いますので何事も程々が大切です。でも、職場でなかなか「寒いから」と冷房温度を勝手に上げることは難しく、ならば自己防衛、それなりの対処で乗り切る方法として
@よく眠る・・・当然体力の温存、疲れの回復に効果が期待でき、ストレス低下に繋がります。
Aお風呂に長めにつかる・・・せめてお風呂の時間くらいはゆっくりとってリラックスしていただきたい。エアコンで乾燥気味のお肌にも水分が戻りそう。またのぼせないなら30分位お風呂にいて防水のCD,ラジオ、はてはネットでバスルームでも防水のTVが楽しめる時代になりました、よりバスタイムを充実させてくれそうです。逆にTVを見るためにお風呂へ・・という時代がきたりして。
B食事に注意・・・たんぱく質+発酵食品として一般的になりつつあるお酢、香辛料(唐辛子、生姜などで体をあたためる)、ビタミンB1などを含む豚肉などの摂取が望まれます。
基本的には自分の時間を作って、人付き合いの悪い時も必要かも知れません。「のんびり自分ひとりで過ごす約束」を優先させて上手に夏ばての波、乗り切ってください。