月経周期とダイエット
生理前は「いらいらする」「甘いものが食べたい」「また過食しちゃった」と悩む女性が多いです。生理前の心と体のトラブルを月経前症候群=PMSといいます。
生理が終わって一週間から10日間の間は卵胞ホルモンという女性ホルモンが卵巣から徐々に分泌されます。排卵期にピークを迎えます。
この卵胞ホルモンは、女性らしい丸みのある体にしたり、自律神経の調子を整えたり、皮膚の血流をよくしてお肌の調子を良くしたり、骨にカルシウムを蓄えたり、血管を若々しく保ったりします。この時期はダイエットも快調に進みます。いわゆる「やせ期」。
排卵期を過ぎるとつぎに黄体ホルモンという女性ホルモンが増加します。このホルモンは、子宮内膜という赤ちゃんのベッドをふかふかにする役割なのです。ところが、血管を拡張させて血液を骨盤内に溜め込む働きがあり、血行を悪くします。むくみを招いたり、便秘になったりします。皮脂分泌が亢進して、肌荒れを引き起こしたりします。この時期を黄体期といいます。
黄体期は、心身ともに疲れやすい時期です。この時期には無理なダイエットメニューはお休みして、リラックスして乗り切りましょう。
私は、アロマオイルをたらしたお風呂にゆっくりつかったり、マッサージをしたりします。たまには自分へのご褒美として、エステにも行ったりします。
普段食べないお菓子も、この時期はちょっとだけ解禁します。脂肪分の少ないゼリーや和菓子を好んで食べます。チョコレートはますます肌荒れを助長させるので食べないことにしています。チョコレートを食べなくなったら、肌荒れが少なくなったような気がします。
自慢じゃないが、すっぴんでも仕事に生けるこの肌(いや、神経か?)黄体期を快適に乗り切るこそ、ダイエット成功への近道です。
この時期に暴飲暴食をして「しまった・・・。」と悔やむことのないように、リラックスしつつも摂生した生活を送ることをおすすめします。