漢方薬を飲むときのルール これだけは知っておこう。漢方薬の服用方法
飲み方
いつ飲めばいい?
食前または食間に飲みましょう
西洋薬は食後に飲む場合が多いですが、漢方薬は食前または食間に飲む、というのが基本です。食前とは食事の30分以上前のこと。また食間を食事中のことだとカン違いしている人がいますが、食事と食事の間という意味で、食後2時間くらいが目安です。漢方薬の成分の多くは腸内細菌によって吸収されやすい形に変えられるため、食前や食間の空腹時のほうが成分がすみやかに腸に届き、効果を発揮しやすくなるのです。
どうやって飲むのがいい?
水か白湯(さゆ)で飲みましょう
エキス剤とは煎じ薬を濃縮・乾燥するなどして顆粒や錠剤に加工したもの。煎じ薬に比べて匂いも少なく、飲みやすくなっています。飲むときは、コップ1杯程度(200cc)の水か白湯で。冷水は胃を刺激するので、あまりおすすめできません。牛乳やジュース、コーヒー、お茶などと一緒に飲むと、胃の中で反応して漢方薬の薬効成分が変化したり減少したりすることもあるので、避けたほうがいいでしょう。