西洋薬とはどう違うのですか。また、漢方薬は、どんな病気に向いていますか。
西洋薬(新薬)は、人工的に化学合成された物質がほとんどで、多くは一つの成分で構成されていて一つの疾患、症状に強い薬理作用を示します。それに対して漢方薬は自然の生薬を使用し、一つの処方は原則として二種類以上の生薬で構成され、多くの成分を含んでいるので、様々な症状に対応することができます。
病院で検査をしても異常がないのに自覚症状がある、原因がわからない慢性病、アレルギーなど体質のからんだ病気、虚弱者や高齢者には漢方薬が向いています。