インポテンス治療のいろいろ
ここでは、薬剤注入法以外の治療方法を簡単にご紹介しましょう。
精神治療
カウンセリングによって治療しようとするものです。
ただ、この療法は長く時間がかかり、忍耐力が必要とされるわりには治癒する効果がそれほど期待できません。
薬物治療
これまではビタミンや男性ホルモンなどが使われたりしましたが、最近ではバイアグラが有名です。
約2割だった従来の治療薬の効果を70%の成功率に引き上げた反面、副作用が懸念されます。しかも糖尿の方には効果がうすいようです。
また死亡例があり、心臓病や高血圧の方は使用できない場合もあるので、注意しなければいけません。
陰圧式勃起補助具
真空吸引力を利用する方法です。
吸引ポンプを使ってペニスに血液を充満させ、その後、バンドで締めつけて充満した血液が流出しない様にします。
薬剤を使用しないのが利点ですが、大げさな諸道具一式を揃えておくのが大変です。
また、性交直前に処置をするため、雰囲気的にもどんなものでしょうか?
薬剤注入法
欧米で今最も普及し効果のある方法といわれており、日本における最高権威の日本性機能学会でも推奨されている一つの方法です。成功率も非常に高く(オーストラリアでの公式発表では98%の成功率、副作用は0.02%)今、最も注目されている方法です。
またこれは早漏の人にも効果があるとされています。すなわち、射精した後も勃起持続力があるために性行為が続けられ、パートナーに対しても満足感を与えられることができます。
これを繰り返しているうちに、自分がたとえ早漏であってもあせることもないし、また自信を取り戻すことができるため、だんだんと早漏というものに対しての恐怖感や心配がなくなります。これを続けているうちに早漏が直る可能性は十分にあると考えられています。
ですので、この注入法は医師の指導を着実に守って実行すれば、その確実性、簡便性の点からも最も効果が期待できる治療法でしょう。