前立腺癌(がん)に打ち勝つ「7つの鍵」
米ジョンズ・ポプキンス大学(ボルチモア)の健康情報サイト「Health Alerts」が、同大医学部と共同で発行した報告書「前立腺癌(がん)治療の7つの鍵(The 7 Keys to Treating Prostate Cancer)」によると、前立腺癌に打ち勝つには、早期発見と早期治療が不可欠であるという。
2006年には、米国で23万2,000人が新たに前立腺癌と診断されると推定されている。同報告書は、前立腺癌患者が自らの治療について、十分な情報に基づいた決断ができるようにと作成されたもの。同大学James Buchanan Brady泌尿器研究所のJacek L. Mostwin博士による執筆で、前立腺癌治療の鍵となる7項目をまとめているほか、予防法に関する助言を提供している。
50歳以上の男性、アフリカ系米国人および前立腺癌の家族歴をもつ男性は特に前立腺癌リスクが高く、定期的な検査を受ける必要があるという。このほか、前立腺のスクリーニングおよび検出の方法についても説明している。
同報告書による、前立腺癌治療の7つの鍵は以下のとおり:
・前立腺生検について理解する。
・セカンド・オピニオン(ないしサード、フォース・オピニオン)を聞く。
・適切な治療法を選択する。
・勃起機能障害に対処する。
・必要に応じて精神面での治療や助言を求める。
・食生活法の役割を理解する。
・代替治療を検討する。