子供の構音障害の見分け方
構音(言語)障害は小児の口唇、歯、舌、軟口蓋(こうがい)の発達異常によって生じることが多い。また、聴覚障害や発語に関わる神経症状が原因となることもある。
特定の音や音の組み合わせが発音しにくい、舌がもつれる、どもるなどの症状がみられる。
米シンシナティ小児病院(オハイオ州)によると、このような症状は早期に診断、治療することが重要だという。子供に以下のような徴候がみられる場合、構音障害の可能性がある:
・完全な単語ないし文を話すことができるが、常に単語から字や音が脱落する。
・「r」や「l」の代わりに「w」というように、発音しにくい音や字を別の音に置き換える。
・単語をゆがめて発音する、余分な音節をつけて引き延ばす、音節を飛ばす。
・生後2〜3カ月までに、音を発しようとしない。または母音を発しない。
・6〜7カ月までに、b、d、m、nなどの子音を発しようとしない。
・18カ月を過ぎてもほとんど母音しか発音できない。
・3〜4歳になっても話すことが極めて聞き取りにくい。また、発音できない音がある。