赤ワインは体によい
赤ワインは、食事とともに楽しめる味わい深い飲み物というだけでなく、フラボノイドと呼ばれる抗酸化物質を豊富に含んでおり、心臓を保護する働きをもつ。
最近の研究で、赤ワインを飲むと(ただし1日にグラス1杯[4オンス、約120cc]まで)、心疾患、癌(がん)、さらには神経疾患の予防になることが示されている。
米エール・ニューヘブン病院(コネチカット州)によると、ワインに含まれるフラボノイドには悪玉(LDL)コレステロールを減少させ、善玉(HDL)コレステロールを増大させる作用がある。また、血栓形成のリスクを軽減させるほか、食後の血中脂質上昇を抑える働きもあるという。
このような有益な効果が期待できる反面、人によってはアルコールをいっさい飲まない方がよい場合もある。肝疾患、うつ病、高血圧およびうっ血性心不全などは、いずれもアルコールにより増悪する。何を飲めばよいのかについては、医師に相談する必要がある。