カルシウムの重要性
カルシウムは、丈夫な骨、強く健康な歯、正常な筋肉や組織の形成と維持に不可欠なミネラルである。
高齢期の骨を保護し、骨粗鬆(しょう)症を予防するためには、若年期(特に青年期)に十分なカルシウムを摂取することが重要である。
骨量は30〜35歳ぐらいまで増え続ける。牛乳、チーズ、ヨーグルトなどの乳製品に含まれるカルシウムが骨量の増大に役立つ。このほかにもカルシウムは、緑色の葉野菜、乾燥豆類、ドライフルーツ、アーモンドなどのナッツ類に含まれる。
骨の細胞は常に破壊と再生を繰り返しているため、体内で処理される以上のカルシウムを摂取する必要がある。カルシウムを十分に摂らないと、骨組織の形成が破壊に追いつかず、骨がもろくなる。
推奨されるカルシウム摂取量は年齢によって異なり、米国では19〜50歳で1日1,000mg、50歳以上では1日1,200mgが推奨されている。