無視できない歯肉出血
歯肉からの出血は、歯科疾患や歯周病を示す危険信号。米国立医学図書館(NML)によると、歯肉線沿いに蓄積したプラーク(歯垢)がしばしば出血の原因となる。
プラークは、適切に処置をしないと、硬化して歯石となり、除去が困難になる。また、歯肉が繰り返し出血するなら、歯肉炎の原因にもなりかねない。これらの症状は、歯周炎という歯肉や下顎骨の疾患の前兆として現れることもある。
出血は、必ずしも手入れ不足が原因で発生するとは限らない。そのほかの疑われる原因としては、感染、ビタミン欠乏症、白血病、強すぎる歯磨き、抗凝血薬などの特定薬剤の使用、義歯不適合、ホルモンのアンバランスなどが挙げられる。