慢性腎疾患が心臓の負担に
慢性腎疾患は、腎臓が体内のミネラルと水分のバランスを正常にコントロールできなくなることで発症する。その際、腎臓は体内の老廃物を効率的に排出する能力も失ってしまう。
米国腎臓財団(NKF)は、腎疾患を治療せずに放置しておくと血圧を上昇させ、心疾患を引き起こし、骨を弱くすると警告している。
腎疾患が進行すると、体内の老廃物は危険なレベルまで蓄積する。糖尿病、家族歴、高血圧などが疾患の引き金の要因となる。
高齢者や黒人、ヒスパニックなどの人種で慢性腎疾患への進行リスクが高い。
血圧、尿、血清クレアチニン測定などの検査で診断が可能である。腎不全への進行や、透析や腎臓移植の必要性を予防するためには、早期発見が鍵となる。