十分な食物繊維の摂取を
食物繊維には、コレステロールの低下を助ける作用や、心疾患および糖尿病のリスクを軽減させる働きがあることがわかっている。
健康的な食生活に欠かせない食物繊維は、さまざまな食材に含まれているほか、サプリメント(栄養補助食品)も市販されている。米国家庭医学会(AAFP)による食物繊維の摂取を増やすためのアドバイスは下記の通り:
・果物および野菜を1日に4.5カップ(訳注:1カップは250cc)以上摂取する。繊維を多く含むものには、リンゴ、オレンジ、イチゴ、ナシ、ブロッコリー、ニンジン、豆類、グリーンピース、カリフラワーなどがある。
・精白していない全粒穀物や全粒パンを食べ、白米の代わりに玄米を利用する。
・小麦ブラン(ふすま=小麦の皮)を使ったマフィンやオートミール、マルチグレインシリアル(いろいろな穀物の入ったシリアル)などを食事に取り入れる。精白していない小麦や穀類はいずれも食物繊維の宝庫である。
・朝食にはブラン・シリアルを利用する。ただし、表示を見て食物繊維が豊富に含まれていることを確認する。
・調理の際、特にオーブン料理で、ほかの食材に小麦ブランを混ぜてみる。
・豆料理を頻繁に摂るようにする。