尿失禁
尿失禁は、膀胱から尿が漏れたり、尿意をコントロールできなくなることで生じる。男性よりも女性に多く、特に出産後の中高齢の女性によくみられる。
筋肉の衰えや老化が原因であることが多いが、米保健社会福祉省(HHS)によると、このほかに治療可能な原因もあるという。疾患や感染症、尿路の閉塞が原因であることもあれば、膀胱が完全に空にならないために生じることもある。
尿失禁は、膀胱の筋肉を強化することによってコントロールできる。骨盤底筋体操(ケーゲル体操)や定期的な排尿を心がけることで失禁を減少させることができ、薬物療法、食生活の改善、減量、移植術や挿入術、外科手術などの治療法もある。