自閉症児との生活
自閉症は精神健康(メンタルヘルス)障害の一つだが、原因など疾患の解明がまだ十分でない。このため自閉症と診断された児だけではなく、家族のメンバーにとっても、児の特別な身体的および精神的要求に順応することを学ぶ必要があり、困難を伴う。
米国自閉症学会(ASA)は、自閉症児との生活について以下のことを助言している:
・まず、自閉症児の世話は大変だということを理解し、認識すること。「大変なことではない」と思い込もうとすれば、ストレスが増す。
・家族メンバーのそれぞれが自閉児の世話をしなくてよい、自分のエンジョイできる時間を確保すること。だれにでも休息の時間が必要。
・家族のほかのメンバーや友人が自閉症児の面倒を見てくれている間、特別な食事や映画鑑賞など、自分の労に報いることを行う。
・自閉症児を持つ家族や親に対するサポートグループやカウンセリングの会に参加する。自分の経験を他人と分かち合うことが大いに役に立つ。
・息抜きやリラックスするテクニックを試す。
・体験や気持ちを日記につづる。紙の上に思いを並べるとストレス解消になる。