現代人の生活には不眠を招く要素がいっぱい!
■ 眠れない夜をつくる都市型の「暑い夏」
暑さで寝苦しい夏は、どんなに健康な人でも眠りが浅くなります。特に都市部ではアスファルトの道路や高層ビル、二酸化炭素の排出などの影響でヒートアイランド現象が起こり、日中だけでなく日が暮れてもなかなか気温が下がりません。しかも日が長いため、ついつい帰宅が遅くなり、深夜まで起きて睡眠時間を削ってしまいがちです。
また最近は屋外とエアコンがきいた屋内との気温差が激しく、体温をうまく調節することがむずかしくなってきました。暑さで体力を消耗するうえに充分な睡眠をとれなければ、コンディションが悪くなるのは当然です。夏の日中はなんとなく頭がボーッとしている、集中できない、体がだるいと感じているかたも多いのではないでしょうか。
■ 不眠の原因は生活習慣にも一因が
だれもが寝苦しくなる夏は、少しでも深く長く眠るためのくふうが必要です。しかし、実際に眠りやすさを心がけている人は少ないようです。ここ数年、睡眠のたいせつさが注目されるようになったものの、眠りというプライベートな行為は他人と比較する機会も少なく、改めて見直すことができにくいのかもしれません。
眠るためのくふうというと、寝具やパジャマ、エアコンなど就寝時の環境づくりだけを考えるかもしれませんが、じつは睡眠は日中の生活ともとても深いかかわりがあります。
現代人の生活には、睡眠を妨げる原因が数多くあります。その原因を知ってこれまでの習慣や考えを少し変えるだけで、驚くほどぐっすりと眠れ、生活がガラリと変わるかもしれません。