血糖値の自己測定
糖尿病の人なら、血糖値が危険なレベルまで上昇ないし低下するのを防ぐために、定期的な血糖値の測定が重要であることはすでに知っている。
正確な測定値を得るためには、適切な機器を正しく使用することが重要である。米国家庭医学会(AAFP)による正確な測定法は次の通り:
血糖値測定の際には、測定器、アルコール綿、試験紙、穿刺(せんし)針を用意しておく。
医師の助言に基づいて定期的な測定スケジュールを組む。最初は、少なくとも1日2回(朝食前と夕食前)測定する必要がある。
穿刺針が滅菌済みで未使用であること、試験紙が新しいもので使用期限内であることを確認する。使用期限を過ぎた試験紙は、不正確な測定値が出る原因となる。
開始前に、必ず抗菌石鹸とぬるま湯でよく手を洗う。
採取部位(一般には指先)をアルコール綿で消毒し、しみないように乾燥させる。穿刺針を刺し、試験紙に血液を1滴垂らす。測定器の使用法は機種により異なるので、試験紙を機械に挿入するタイミングや測定時間については説明書に従う。
測定器に表示される数値を読み、記録する。血糖値が異常に高いときや低いときは、医師の指示に従って対処する。