自宅でできる簡単ツボマッサージ
「身体の疲れをとりたいけど、エステやマッサージに行く時間がない」という方に、夏バテに効果的な自宅で簡単にできるツボマッサージをご紹介。
ツボが身体に効くわけ
肩や首にコリを感じたとき、揉んだりほぐしたり、無意識のうちにツボ刺激をおこなっていませんか?
人間の体には、経絡(けいらく)というエネルギーの通り道があって、この経絡がスムーズに流れていない部分に痛みやコリがでると、東洋医学では考えます。そしてこの経絡に沿って分布しているのがツボなのです。このツボを刺激することで経絡のエネルギーがスムーズに流れ、痛みやコリ、全体的な身体の疲れがとれると考えられています。
「身体の疲れをとりたいけど、エステやマッサージに行く時間がない」、「薬やサプリメントばかりにたよるのもちょっと・・・」という方には、自宅で簡単にできるツボマッサージがおすすめです。このコラムでは、夏バテを解消するツボをご紹介します。
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◆神闕(しんけつ)と関元(かんげん)
「へそ下エリア」といわれるおへそにあるツボ神闕(しんけつ)から、指4本下の関元(かんげん)まで
押し方:両手を重ねて、おなかがへこむのに合わせてこのエリアをおさえ、マッサージします。
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◆湧泉(ゆうせん)
足の裏の中央やや前のへこんだところ。
押し方:左右の手の親指でもむように強めに押します。手でもむ代わりにゴルフボールなどを踏みつけるのも効果的です。
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◆注夏(ちゅうか)
手の甲の側、人差し指と親指の骨があわさるところ、ちょうどその裏側(手のひら側)です。
押し方:人差し指と親指で、手のひらを挟むようにして押さえます。左右5〜6回ずつ押しましょう。
ツボを押すときの注意
疲労回復のツボ
◆「痛いような、でも気持ちいいかな」くらいの強さで
あまり強く押しすぎると、身体が緊張してしまうので逆効果です。最初は強く感じても、押しつづけると気持ちいいくらいの強さで続けましょう。
1回3〜5秒を4〜5回、朝晩1日2回おこなうのがよいでしょう。
◆呼吸に合わせて押してみよう
人間の身体は息を吸っているとき硬直し、吐いているとき伸縮します。息を吸って筋肉が硬直しているときツボを押すと、筋繊維を傷つけてしまう恐れがあります。息を吐くとき力をかけ、息を吸うとき力を抜くようにしましょう。
◆リラックスした状態でで
高熱があるとき、食後すぐ、飲酒しているときは、ツボ刺激は逆効果になります。また、イライラしたり不安な気持ちのときも、身体が緊張しているため、ツボ刺激は避けたほうがよいでしょう。