目の下にできるクマは何のサイン?
目の下のクマは疲れや寝不足で現れる
疲れがたまったり、寝不足が続いたりすると、目の下に黒ずんだクマができてしまうことがあります。やつれた顔にみえてしまうので、メイクで上手にカバーした経験は多くの女性がもっているはずです。
このクマは、目の周辺の血液循環が悪くなるために起きるものです。目のまわりは皮膚が薄いため、血流が悪くなると、すぐに黒ずんでみえてしまいます。女性の場合、月経時にクマがみられることもあります。
気になるクマはメイクでカバーするだけではなく、根本原因から改善するにこしたことはありません。そのためには、顔の血流をよくし、十分な睡眠をとって疲れをとらなければなりません。そうすれば、クマは自然に消えてしまいます。
ぐっすり眠るのがクマの予防
目の下は皮脂腺も少なく、乾燥しやすいため、念入りなスキンケアが必要です。午後11時から午前2時の間は、肌の新陳代謝が活発に行われる大切な時間帯。肌を整え、目の下のクマを予防するためにも、この時間帯はぐっすり眠る習慣を身につけたいものです。寝不足はお肌の大敵です。
また、顔の血流をよくする方法として、蒸しタオルを当ててからマッサージするのも効果的です。さらに、肌質に応じて保湿クリームを塗って眠るのもよいでしょう。
クマがとれないのは病気の前ぶれかも
十分睡眠をとっているつもりでも、クマがなかなか消えず、黒ずんだシミのように見えたり、疲労感が強い、全体的に顔色が悪い、やせてきた、といった症状がある場合、なにかの病気の前ぶれかもしれません。
とくに、糖尿病、慢性の肝臓病・腎臓病、甲状腺機能亢進症、バセドウ病などの初期には疲労や体重減少などのほかには、目立った自覚症状がない慢性疾患でクマができることがあります。「たかがクマ」と軽くみないで、医師に相談してみましょう。
なんらかの病気によるものではないとわかったら、少しずつ生活改善をしていきましょう。スキンケアにもクマの予防にも、十分な睡眠と休養をとり、バランスのとれた食生活と、適度な運動が大切です。