牛乳アレルギーと乳糖不耐症の違い
乳糖(ラクトース)不耐症と牛乳アレルギーはどう違うのか。
小児の健康医療サービスを提供する米国の非営利団体Nemours Foundationは、以下のように解説している:
・牛乳アレルギーは牛乳に含まれる蛋白(たんぱく)に対するアレルギーであり、乳糖不耐症は牛乳に含まれる糖の一種である乳糖を分解できない症状である。
・牛乳アレルギーはほとんどが乳幼児に生じるのに対して、乳糖不耐症は成人後に生じることが多い。
・牛乳アレルギーは消化器系だけでなく皮膚や呼吸器系も侵す。乳糖不耐症は主に消化器系を侵し、腹部膨満、ガス、下痢などの症状を引き起こす。
・牛乳アレルギーは生命を脅かす可能性もあるが、乳糖不耐症は不快ではあるものの危険ではない。