歯も美白の時代!
90年代、歯磨き粉のCMから「芸能人は歯が命」というフレーズが 一代ブームを巻き起こしたことはまだ記憶に新しいのではないでしょうか。確かに、テレビで見かける女優やモデルは歯並びも良く、キレイな白い歯をしています。あなたも話し相手がにっこり笑ったとき、口元に目がいきませんか?最近では、ホワイトニング(漂白する)専門の歯科ができたり、20代のOL100人を対象に行ったあるアンケートでは、80%以上もの女性が「歯をもっと白くしたい」と考えている結果が出ており、「キレイな白い歯」に憧れる女性が多いようです。
歯が変色する原因
元々、歯の色には個人差があります。歯の構造は表面を白いエナメル質で覆い、内側に黄色い象牙質、その中に神経や血管が通っています。特に、日本人は欧米人に比べ、表面のエナメル質が薄く、内側の象牙質が透けて黄ばんだように見えてしまいます。また、酸性食品であるお酢や梅干、レモン はエナメル質を溶かしてしまうので、象牙質の黄色が目立ってしまうことがあります。しかし、一番はあらゆる物質の外側からの着色が原因です。コーヒー、紅茶、コーラ、ウーロン茶、赤ワイン等の色の濃い飲み物や、たばこのヤニが歯を変色させてしまうのです。
歯を白くするには!
まず、今以上の着色を防ぐには飲食後、5分以内に歯を磨くことです。しかし、磨く際、歯磨き粉をたくさんつけてゴシゴシ磨くとエナメル質が削れてしまうので逆効果になります。また、汚れを取ろうとして、毛質の硬い歯ブラシで毎日強く磨きすぎると、歯ぐきが後退し、歯根がでてきて、冷たい物を食べるとしみる知覚過敏になり、虫歯にもなりやすくなります。変色してしまった歯を白くする方法としては、歯科医で薬品を使って白くする方法があります。これがホワイトニングと呼ばれるもので、歯を削ったり、負担をかけずに白くすることができます。ブリーチングとも呼ばれています。
費用や通院を考えると、ドラッグストアでも比較的安く歯の美白グッズが売られているので、注意事項をしっかりと守って試してみるのも良いでしょう。しかし、ホームケアでは限界もあるので、予防を中心にして、頑固な汚れやひどい変色は歯科医で診てもらうことをおすすめします。