冷え性を克服して、冬をぽかぽか快適に
冷え性とは、「普通の人が寒さを感じない程度の温度でも、手足や下半身が冷えて不快に感じ、辛い症状」を指します。健康な人の場合は、屋内と屋外、夏と冬とで気温が変わるのに対応して血管を収縮したり発汗することで体内の温度のバランスを保っています。けれども、そうした自律神経による調節機能が低下してしまうと冷え症になりやすいのです。血行不良、筋力の低下、肝機能の低下なども引き金になると考えられます。体質だとあきらめず、重い病気につながらないように、まずは毎日の生活を見直し、簡単にできるマッサージをしたりして、自分で冷え性を克服するように心掛けましょう。
お風呂で、体の芯からぬくもろう
バスタイムは体を芯からあたためる絶好の時間。面倒でもバスタブにお湯をはって、時間をかけて入浴を。全身の血行が促進されるだけでなく高いリラックス効果も得られますよ。
基本はじっくり半身浴
冷え性の人におすすめしたいのは、38〜40度のぬるめのお湯に、みぞおちあたりまで、20〜30分つかる半身浴。心臓に負担をかけず、長く浴槽につかれ、下半身をあたためることで全身の血液の循環を高めます。しばらくつかっていると、芯からあたたまってくるのを実感。肩が寒いと感じるなら、タオルなどをかけておくとよいでしょう。
キッチンにある一品で冷え性解消と美肌を実現
日本酒で・・・発汗作用や肌をなめらかにする作用のある日本酒は美肌の強い味方。バスタブに日本酒2合を入れて入浴すれば、毛穴の中の老廃物が汗とともに流れ出て、湯上り肌がすべすべに。日本酒は料理酒などの安いものでかまいません。
天然塩で・・・天然塩を適量、手のひらにとり、少しだけ水で湿らせて手や足を軽くマッサージしてから洗い流します。塩には発汗作用があり、新陳代謝が促されます。ただし、あまりごしごしこすらないように。
☆Attention!☆
入浴後、薄着で夜更かししていてはせっかくの温浴効果も台無し。特に首もとや肩、足先が冷えないようにガードして、湯冷めしないうちにお布団へ。