タバコが美肌作りを妨げる理由とは?
タバコとキレイの関係
最近では健康を気にして禁煙をする人も増えていますが、タバコの煙の害は健康だけでなく、実は特に女性に多い悩みである「美肌・老化」にも悪影響を与えることをご存知ですか?どんなにお金をかけてエステに通ってキレイになっても、タバコ1本で努力が水の泡になってしまうかもしれません。
新陳代謝が悪くなると・・?nbsp;
タバコの煙には約200種類以上もの有害物質が含まれていると言われています。主成分はニコチンで、他にも一酸化炭素やタール、発癌物質だけでも43種類も含まれています。ではいったいタバコの何が女性の美を悩ませるのでしょうか?
タバコを吸うと煙の主成分であるニコチンは肺に入り、毛細血管から吸収されます。ニコチンは吸収されると血管を収縮させ、血流を悪くし、皮膚の温度を下げてしまいます。そうなると人の身体は新陳代謝が悪くなり、細胞の生まれ変わりも悪くなってしまうため、お肌への影響として角質がはがれにくく美容の大敵「シワ・シミ・くすみ、かさつき」などの原因になってしまうのです。
タバコ1本がビタミン必要摂取量の約4分の1を破壊
また、もう一つ美容への大きな影響として挙げられることは、タバコの煙がビタミンCを破壊してしまうことです。一日に成人が必要とするビタミンCの摂取目安量は1日100mgされていますが、タバコ1本を吸うと約25mgものビタミンCを破壊してしまいます。通常ビタミンCは強い抗酸化力で老化の原因となる活性酸素を除去したり、コラーゲンの生成を促進し若々しい肌を作る助けをしていますが、この大事なビタミンCが破壊されてしまうことにより、吸うたびに同じ年齢でもタバコを吸わない女性と比べてシワっぽくなったり肌のハリが失われ、明らかに老化が進行してしまうのです。
ヤニで黄ばんだ歯
タバコの煙が影響を与えるのはお肌だけではありません。タバコに含まれるヤニが歯につくと、歯が黄色くなる・歯肉が黒ずむ・口臭の原因になるなど悩みを増やす結果にもなりかねません。最近ではタバコは健康を害するものとして見直され、パッケージにも注意を促されるなど禁煙する人も増えてきましたが、その反面、昔と比べて若い女性がタバコを吸う光景をよく目にするようになりました。十年、二十年後の健康も大切ですが、一本だけと安易に吸ってしまわず、タバコのことをしっかりと理解して今のキレイな姿もキープしていきたいものですね。