目と肌と口で味わうアロマ!
1.香りのある風景
『香り=アロマ』は、日々の生活の中のあらゆる場面で感じることができます。食事をしているときはもちろんのこと、ガーデニング、洗濯、掃除など、香りを嗅がない日はないでしょう。それだけ香りは、私たちの周りにあふれ返っているのです。香りは香りの数だけ、さまざまな暮らしのアクセントになって、食欲をわかせたり、感情を和らげたり、体調を整える手助けをしてくれているのです。そこで、日頃は取り立てて意識しない香りの中から、自分の好きな香りだけを集めて、効果的に使うことを考えてみました。その方法が『お風呂でするアロマテラピー』です。
2.バスルームの秘密
お風呂場のいいところは、湿度の高い密閉空間だということです。通常、アロマテラピーで用いる植物から抽出したアロマオイル(精油)は揮発性が高く、なかなかゆったりとアロマ効果を楽しむことが難しいのです。お風呂は、このポイントを難なくクリア!香りを鼻から、肌から直接、体の中に取り込めます。まず、好きな香りのアロマオイルを選びます。このとき、欲しい効用があるからといって、好みじゃない香りを選ぶのは避けるべき。イガイガした心への影響は、体にも映し出されてしまいますよ。
さあ、アロマオイルを5滴ほど湯船に垂らして、よくかき混ぜてください。香りを楽しむためにお湯の温度は低めがいいです。そしてゆっくりお湯に浸かりましょう。どうですか?自分の好きな香りに包まれていると、優しい気持ちになれたでしょ?
3.もっと楽しむ、アロマ
心身ともにリラックスしたいならカモミールの香り、リフレッシュしたいときはレモングラス、仕事や勉強の集中力を高めたいときはローズマリー…。アロマオイルに興味が出てくると、いろんな香りを嗅ぎたくなるし、欲張って全部一度に味わいたいって気持ちにもなっちゃいます。アロマオイルのコレクションを楽しむ方法もありますが、お風呂への取り入れ方を変えてみる!というテクをおすすめします。一つは入浴剤に、他は水分補給のためのハーブティー、目を潤すお風呂の飾り=ポプリなどにしてバスタイムに彩りを添えるんです。これぞ、目と肌と口で味わうトリプル・アロマテラピー!ゆったりとした休日の午後に、ぴったりな贅沢バスタイムですね。敏感肌の人は、お湯にアロマオイルを入れず、数滴アロマオイルを垂らした、お湯入りマグカップをそばに置いて香りを楽しんで!