ゆっくりした腹式呼吸で、寝る前に緊張をとる
■ 心地よい眠りを誘う「5つの言葉」
それでも眠れないときには、ふとんの中で、腹式呼吸を試してみてください。筋肉は息を吐くときにゆるみます。ゆっくりと鼻から息を吸い込みながらおなかをふくらませ、口から吐きながらおなかをへこませると自然に緊張がとれていきます。
このとき、「うれしいなぁ〜」「楽しいなぁ〜」「ツイてるなぁ〜」「ありがたいなぁ〜」「幸せだなぁ〜」という5つの言葉を声に出して唱えることをおすすめしています。「なぁ〜」という語尾は、息を長く吐くので、自然に腹式呼吸になります。「羊が1匹」の語尾の「き」は、息が詰まってしまうので緊張がとれません。
■ 今の生活を総点検してみよう
5つの言葉は、いっているだけで自然と笑顔になって、全身の力が抜けるという効果もあります。「うれしいなぁ〜」といっている間は、その日にあったいやなことも思い出しません。講座でこの方法をご紹介したところ、「本当によく効いた」と好評でした。だまされたと思って、ぜひ一度お試しになってみてください。
心地よく眠るためのくふうをいくつかご紹介しましたが、いかがでしたか? 夏に眠れないのは、ただ「暑い」ことだけが原因ではないかもしれません。夏の快眠を実現するために、生活全般を見直してみてはいかがでしょうか。