お魚パワーでダイエット!
四方を海に囲まれた日本では、魚は私たち日本人にとってなじみ深く、日本の食文化に無くてはならない食べ物でした。また、その魚が日本人の健康を保ってきといっても過言ではありません。しかし、最近ではどうでしょうか。特に若い世代では、食の欧米化とともに肉食を中心とした食生活に変わり、60歳以上の世代に比べて約1/2程度しか魚を食べていないといわれています。
魚は生活習慣病の予防や改善など健康にいいだけでなく、最近ではダイエットにも効果を発揮することがわかっています。
頭がよくなるだけじゃないDHA・EPA
魚に含まれている有名な成分といえば「DHA(ドコサヘキサエン酸)」や「EPA(エイコサペンタエン酸)」。DHAやEPAは特に脳の発育や機能維持など頭に良いということがよく知られていますが、それ以外にも、コレステロールや、中性脂肪を減らすという効果もあります。
DHAやEPAは魚に多く含まれている脂肪(多価不飽和脂肪酸)で、肉食などに含まれている脂肪(飽和脂肪酸)に比べて融点(固体になる温度)が低く、体内でもサラサラの状態を保ちます。DHAやEPAに摂ることにより、コレステロールの生成が低下し、肝臓から血液中へコレステロールの分泌が少なくなることが証明されています。特に内臓肥満や中性脂肪の減少に効果があります。
ペプチド・ポリペプチドでアミノ酸を効率よく吸収
脂肪の分解を促進するアミノ酸は、いまやダイエットには欠かせない成分の一つです。魚に豊富に含まれているアミノ酸はペプチドという状態で存在します。ペプチドとはアミノ酸がいくつか結合した状態で、2〜10個結合したものをオリゴペプチド、10〜100個結合したものをポリペプチドといいます。ペプチドの状態で体内に吸収されることで、アミノ酸を効率よく摂取できます。
運動による疲労を回復する
運動中や運動後の疲労は、体内に乳酸が蓄積されることで起こります。魚に含まれている不飽和脂肪酸やペプチドには血液量を増大させて筋肉中の乳酸をすばやく排出させる働きがありますので、疲労回復を効果的に行うことができます。またエネルギーの供給量を増やし、持久力や運動能力の向上にも期待できます。
注目のダイエット素材「リカメン」
リカメンとは深海2000mにすむリングフィッシュと呼ばれる深海魚を自己発酵させたもので、古くは古代ローマ帝国の時代から(千の薬効を持つ産物)として、ソースなどの調味料などに重用されてきた歴史ある素材です。その効果はフランス政府の認定を得るほど科学的にも証明されています。リカメンのすごいところは、含まれているDHAやEPA(不飽和脂肪酸)やペプチド(アミノ酸)が、発酵の過程で強く結合しているため、摂取したとき、様々な消化過程を得る必要がなく、体内にスムーズに吸収されます。また消化不良によるロスも少ないので、それぞれの成分を単体で摂るよりも8〜10倍の効果があるといわれています。