定期健診のススメ
霜月も半ばを過ぎ少し涼しくなり妙に安心しつつ、逆にいつまでも暑いのでもう2カ月もすればお正月!?と驚きもします。会社にお勤めのあなたは春・秋に検診をうけられる場合も多くその際に「あ〜もう1年たったのね、年取るわ〜」と検査結果を手にうんざりすることも多いかもしれませんね。
さて私の診察のスタイルが@手術、分娩をしないAなるべくお話中心で外来を進める、というもののためか、検診で来られる方がとても増えています。検診というと年配の方が受けるというイメージしかもっていないあなた!必読(ほんと!?)です。
検診でみえてくること
私は婦人科専門なので、当然子宮がん、乳がん検診でこられる方が圧倒的です。会社の検診で婦人科は受けられるけれど知らない先生に診てもらうのもツライ。そこで、婦人科でできる検査はこちらで・・と訪れてくださる方もあります。
地方自治体にもよりますが私の働く堺市では「市民検診」という形で検診を受けることができます。現時点では2年に1回の形ですが、検診の際には子宮ガン検診では内診しますので 筋腫、内膜症、卵巣のう腫、びらん(子宮の入り口のただれ)などがわかります。またケ−スによっては超音波も併用して早期発見、事なきを得た方も少なくありません。筋腫、内膜症が存在するとその3割は不妊症という報告もあり、将来的に妊娠、出産を考えて居られる方は検診を活用されてもいいかも知れませんね。
検診は病院への敷居を低くしてくれます!
どの病院に行けばいいのかわからない、という方も多いかもしれませんが、最近はネットなどで病院を色々にチエックできますので、ぜひ活用されてはと思います。あと欠かせないのは口コミ。また、一人では行きにくいから、と数人で来られる方も少なくありませんので、不安なときはお友達を誘ってみてはいかがでしょうか。せっかく病院まで出向くので聞きたいことなどをメモして、医師に相談するチャンスがあれば(医師のキャラにもよるかも)尋ねてみてくださいね。自分の体は自分が一番知ってるから大丈夫!と思っている方もおられるかもしれませんが、検診というシステムを活用して泣くことがないように自分の体を守ってくださいね。