産後うつ病の対処法
出産は女性の人生に大きな影響を及ぼす。産後には疲労やイライラが募り、急に泣き出すなど予期せぬ気分の抑揚が起こる場合もある。ただし、産後数週間経過してもこうした症状が続く場合は、産後うつ病の可能性がある。
米国立女性健康情報センター(NWHIC)によると、産後うつ病は、出産に伴う激しいホルモン変化が原因で発症すると考えられている。また、新たな日常作業による押しつぶされそうな感覚、睡眠不足、ストレスなどが引き金になる可能性もある。
産後うつ病の女性は一般的に、気分の上下、抑制できない悲しみ、不安、エネルギー不足、食事や睡眠の不規則パターンを経験する。こうした症状が数週間以上続くならば、医師との相談が必要となる。
NWHICは、友人や夫、その他の家族に助けを求めるなどの対処法をアドバイスしている。
睡眠不足を補うため、子供の昼寝の時間には自分も眠ること。また、自分の経験を他の新米ママと話し合うサポートグループが助けになる人も多い。さらに、近所への買い物や短い散歩をするなど、毎日必ず一度は家の外に出るようにする。