子宮内膜症の痛みは薬剤でコントロール可能
子宮内膜症は、子宮内膜を覆う組織が子宮壁の外側で発見される疾患で、その部位は、卵巣、卵管、子宮周辺の襞(ひだ)などが一般的である。子宮内膜症は慢性疾患であり、腹部に痛みを引き起こすが、通常は治療薬で抑えられる。
米国子宮内膜症協会(EA)によると、痛みはイブプロフェン、アスピリン、アセトアミノフェンなどの市販の鎮痛薬か処方薬で和らげられる。経口避妊薬やその他ホルモン療法が排卵を抑制し、さらに痛みを軽減させる。
事例によっては手術も選択肢として考えられ、その場合には、子宮外の組織を切除するか破壊する。重篤な場合は、子宮摘出術が行われることもある。