手根管症候群を緩和する方法
米国立神経疾患・脳卒中研究所(NINDS)によると、手根管症候群は前腕から手を通る正中神経が手首のところで圧迫または圧搾され、その結果、手および手首から腕にかけて放射状に広がる痛みや脱力、麻痺が生じる。
生まれつき手根管が狭い人のリスクが高いが、他にも手首の外傷や損傷、下垂体の機能亢進、甲状腺の機能低下、関節リウマチ、職務ストレス、振動を伴う手持ち器具の反復使用などの要因がある。
抗炎症薬で痛みや腫脹を緩和する一方、症状が弱まっている人にはストレッチや強化運動が役立つこともある。6カ月たっても症状が治まらない場合には、外科手術が必要と考えられる。