腱(けん)炎には休息が一番
腱(けん)炎は、腱が炎症を起こす疾患で、突然の傷害や強い圧迫が長期間続くことで引き起こされる。また、激しい運動をすると、健康体であろうとなかろうと腱炎を発症することが多い。
腱炎の症状には、患部の圧痛や疼痛、また、腱と接合する筋肉に圧迫や負担がかかって発生する痛みなどがある。毎日タイピングを行ったり、テニスなど特定のスポーツをすることで力が継続的に加わると、突然腱炎を発症することがある。
米国リウマチ学会(ACR)によると、腱炎は通常、休息することと、腱へのストレス原因を避けることで治癒する。副子(ふくし)やギプスを装着すると、傷ついた腱を安定させ、酷使を避けることができる。腱炎の治療には休息が重要で、それを怠るとさらなる損傷を引き起こす可能性もある。
運動前のウォーミングアップやストレッチ、筋肉を徐々に鍛えることは、腱炎防止の鍵となる。ACRは、タイピングやスポーツを行う場合、正しい姿勢を保つこともリスク軽減につながるとしている。