ニキビ痕を目立たなくする処置
思春期が過ぎ、ニキビが消えた後も瘢痕に悩んでいる人は何百万人もいる。しかし、米国皮膚外科学会(ASDS)によると、以下のような一般的な処置方法によって瘢痕を目立たなくすることができる:
ニキビ痕には、「アイスピック型」(穴があいた形状)と「陥凹型」(クレーター様形状)の2種類がある:
・皮膚剥離-皮膚外科医が回転式の器具で皮膚を取り除く。
・切除およびパンチ代替移植片-へこんだニキビ痕を外科的に除去し、患者の体のどこかから採取した皮膚小片を利用する。
・軟組織充填物-牛コラーゲン、コラーゲン関連の充填物、ポリマー移植片、患者自身の脂肪のいずれかを皮下に注入し、へこんだ瘢痕を持ち上げる。
・レーザー療法-短パルスのレーザービームでニキビ痕を滑らかにし、外見を正常化する。
・ケミカルピーリング-化学溶液を皮膚に塗布して、新しい皮膚が再生できるようにする。
・マイクロダーマブレーション-真空管を通る微粒子が瘢痕のある皮膚の最上層を穏やかに削り取り、新しい細胞の成長を促す。