メンズスキンケア時代が本格的に到来! 「男のスキンケア」
女性の多くがスキンケアに余念のない中、「スキンケアなんて女性だけの話」、「男は中身で勝負」と考えて、お肌の手入れを全くしていない男性も多いことでしょう。しかし、そんな考えはもう古い!荒れていないハリのある肌は、男女を問わずその人を魅力的に見せてくれるます。男性だって、外見の印象も大事な時代なのです。お肌のケアの基本を知って、今日からスキンケアを始めてみましょう!
また、実はパートナーの肌荒れが気になっていた、という女性もきっと多いはず。男性が積極的にスキンケアに乗り出すのは抵抗があるものですから、まずは女性が率先して、2人できれいなお肌を目指してみるのもいいですね。
女性よりも傷つきやすい男性の肌
男性の肌は丈夫だと思い込んでいないでしょうか。実は、男性の肌は女性以上にストレスを受けやすい状態にあり、女性とは異なる特徴があります。
Y染色体をもつ男性の表皮は女性に比べ、約0.5mm厚いといわれています。また、男性の肌の方が密度は高く、より厚みがあるため、より多くの細胞が存在し、活発に活動しています。皮脂を多く分泌するのも特徴です。皮脂はテカリやベタつきの原因となったり、汚れの巣となりやすい状態にあります。また毎日のシェービングで肌に負担をかけているため、刺激を受けやすい状態にあります。そのため、スキンケアをしていないと、肌にダメージが蓄積し、顔の印象に大きな影響を与えます。
その原因は、以下のような男性特有の性質や生活習慣にあります。
□ 毎日のシェービング
毎日のシェービングは肌表面の角質を削り、肌荒れの原因につながります。冬の風や冷気は、皮膚を乾燥させる傾向があります。保湿効果の高いシェーブ剤を使うなどして皮膚の乾燥とかさつきを抑えるようにしましょう。またカミソリの切れ味が少しでも鈍くなったり、不快感を感じたら新しい刃に交換しましょう。そのままでは肌荒れやカミソリ負けになる恐れがあります。
□ 紫外線にさらされた素顔
化粧をする習慣のない男性は、肌に紫外線を直接浴びるため、乾燥やシミができやすい状態にあります。皮脂の多い肌は、べたつきやテカリの原因となるだけでなく、汚れが付着しやすいため、ニキビなどの肌トラブルを招きます。さらに紫外線を浴びると、肌を老化させる過酸化脂質が発生して、肌の老化を進めることにも繋がります。
□ 皮脂の分泌量は女性の約2倍の皮脂量
男性は女性の約2倍の皮脂量を分泌。常に汚れやすい状態にあります。 男性の肌は男性ホルモンの影響で、思春期の影響で、思春期のころから皮脂の分泌が盛んになります。その量は女性の約2倍に達し、年齢をとってもほとんど減らないという肌生理上の特徴があります。この皮脂の分泌量は、気温の上昇とともに増加するため、夏はとくに注意が必要となります。
そんな時はタオルやウェットティッシュ等で軽く皮脂を押さえた後、トーニングローションで肌に水分を補給しましょう。通常、ヒゲ剃り後に使うトーニングローションですが、水分補給として使用することにより余分な脂も出にくくなります。
□ 睡眠不足
快眠は美容と健康だけでなく、あらゆるパワーの源です。深い眠りに入るとあらゆるホルモンが分泌されますが、特に成長ホルモンは大人も細胞の修復作業をおこない、痛んだ肌等を修復してくれます。眠り上手になることは、女性だけでなく男性の美にも大切なのです。
男性にとって顔は、人生を映し出す部分です。年齢とともに相応しい魅力を重ねていきたいものです。
いつまでも、潤いとハリのある肌をキープするために、「強さ」と「デリケート」を持ち合わせた男性の肌へ応える正しいスキンケアを始めましょう。