血圧が少しでも高いときは
血圧が正常値と高血圧値との間に位置することが、米国人に多くみられる。これは「高血圧前症」といわれる症状である。
米国心肺血液研究所(NHLBI)によると、高血圧は、心臓発作、脳卒中、うっ血性心不全、腎疾患および失明のリスクを増大させることがある。このため、高血圧症になる前に血圧を管理することが重要である。糖尿病患者や腎障害のある人などでは、高血圧前症で薬剤治療をすることも多い。
定期的な運動をして、全粒穀類、果物および野菜の多い食生活にすることによって、薬剤を使用しなくても血圧を降下させることができる。また、脂肪、コレステロールおよび塩分の高い食事を避けることも必要である。