美容目的のボトックス注射の注意点
ボトックスは細菌(ボツリヌス菌)由来の化合物(神経毒素)で、しわを目立たなくするために顔面筋に注入する。美容を目的にBotox注射を検討している人向けに、米食品医薬品局(FDA)がガイドライン(指針)を示している。
ボトックスの有効期間はわずか4カ月で、美容効果を持続させるには再注入が必要となる。効果が減少するにつれ、しわはまた現れる。
FDAによると、ボトックスの副作用には眼瞼(けん)下垂、インフルエンザ様の症状、吐き気、頭痛などがある。またBotoxは、呼吸や動作が困難になる致死性の病気であるボツリヌス中毒症の原因菌と同じ細菌由来の化合物であることから、まれではあるが、より深刻な副作用をもたらすことがある。
妊娠中か妊娠の可能性がある女性や授乳中の女性はボトックス注射をすべきではない。神経や筋肉に障害がある場合や抗生物質を服用している場合は医師に相談する。