親知らずを抜く時期
ほとんどの人は青年期に、歯の奥に生える親知らず(智歯、第3大臼歯)をもっている。親知らずが生える場所が十分に確保できる人もいれば、生える隙間がなく過密などの歯科的問題を避けるために抜歯が必要な人もいる。
米国歯科医師会(ADA)は、親知らずが横方向に生えて他の歯に影響を及ぼすようならば抜歯する必要があるという。また、一部のみが顔を出し、その状態が長期間続く場合にも抜歯を勧めている。歯周にバクテリア細菌が蓄積し、感染を引き起こす可能性があるからだ。
顎に痛み、凝り、腫れがある場合、また、他の歯痛がある場合は、親知らずが原因か否かを特定するためにも歯科医師の診療を受けることが望ましい。抜歯が必要ならば、口腔外科医を紹介されることもある。