夏がやってくる前に光老化をストップ夏がやってくる前に光老化をストップ
シミやシワ、黒ずみ、たるみや乾燥など…、紫外線を浴び続けることで受けてしまう肌のダメージが『光老化』です。
特に紫外線の強さがピークを迎える7月、8月は要注意。光老化は予防が第一。具体的なケアの方法を特集しました。
白い肌”を保つ秘訣は?
夏の短い日本では、6月から8月の3ヶ月間、日焼けを防止するだけで、残りの9ヶ月間は白い肌でいられることが可能。白い肌はメイク映えするばかりでなく、光老化を防ぐためにも重要なこと。健康のためにわざわざ日光浴をするなんて、普通の生活をしている人には必要ありまないんです。とにかくまめに予防することが、シミ、シワ、黒ずみ、たるみ、乾燥から肌を守るポイントと考えて、絶対に焼けないつもりでケアしましょう。
日に焼けないためには、何といっても紫外線の強い季節、時間帯、場所を避けることが肝心。例えば、紫外線の量が特が特に多い5月から8月は、サンスクリーン剤の他、UVカット対応の日傘や手袋などを活用して、紫外線からしっかり肌をガードしましょう。さらに午前10 時から午後2時頃までは、できるだけ外出を控えて紫外線のシャワーを浴びないように気をつけること。水面に反射する紫外線も、光老化を起こす原因の一つ。これから川辺や海などで遊ぶ際には、水面からの照り返しにも注意したいものです。さらに、紫外線から肌を守る一方で、並行してやっておきたいのが光老化を防ぐための日常的なスキンケアです。
普段のお手入れは?
●念入りケアのポイント
POINT1…SPF値の高いファンデーションで保護する
POINT2…保湿してキメを整える
POINT3…体の内側からケアする
光老化を防ぐ肌のお手入れポイントは3つ。
それぞれ具体的に見ていきましょう。
POINT1 ファンデーションで保護しましょう
肌は昼に老化して、夜のお手入れで朝甦るといわれるように、光老化を防ぐには、太陽の光が肌に直接触れないようにすることが大切です。6月の紫外線の量は、1月の4倍、7月は5倍にもなります。さらに、繰り返し光を浴びると、皮膚は乾燥し、キメが粗くなり、毛穴が目立って厚くなってしまいます。また、肌の中ではコラーゲンやエラスチンを変化させて、肌の弾力を保つ働きを衰えさせてしまいます。
紫外線を防ぐには、SPF値20※1 、PA+※2くらいのファンデーションを1日2回つけ直すと効果的。見た目にお化粧崩れしていないからといって、そのままにしておくのは禁物。肌からは絶えず汗や皮脂が分泌されているので、昼、午後の3時頃にはお化粧直しをしましょう。この時、SPF値の高い化粧下地や日焼け止めクリームを併用するとより効果的です。
※1:SPF値=B紫外線を表す指数(数字が高いほど効果が高い)。ガラスによって遮られる
※2:PA=A紫外線を表す指数。+、++、+++の3種類がある(+が多いほど効果が高い)。ガラスをほとんど素通りしてしまう、、?nbsp;
POINT2 保湿してキメを整えましょう
潤ってキメの整った肌は、紫外線や冷房による空気の乾燥を跳ね返す力の整った肌は、紫外線や冷房による空気の乾燥を跳ね返す力をもっていますが、皮膚から水分が失われて角質がカサついたり、ひび割れした状態のままだとキメが不揃いになって、肌に隙間ができてしまいます。その隙間から紫外線が皮膚の内部へと侵入し、シミの原因を作ったり、乾燥を加速させ光老化を引き起こします。そこで、この季節こそ肌内部を保湿しているヒアルロン酸(1gで6Lの水分保持力)を含んだ化粧水をたっぷり補給、保湿クリームの油分で保持してキメを整えましょう。
POINT3 体の内側からケアしましょう
皮膚は健康のバロメーターといわれるように、心身を健康に保つのが美しい肌を作る基本。夏の暑さや紫外線、冷房は体を疲れさせて、紫外線による光のストレスを跳ね返したり、回復させる力を弱めてしまいます。
健康な体を作るためには、たっぷりの睡眠で成長ホルモンを促進させ、体調を整え、光老化を防ぐ食物を多めに摂るなど、体の内側からケアしましょう。
光老化を防ぐには、皮膚と心のコンディションを整えるビタミンAやC、老化を防ぐビタミンEを多く摂るように心掛けましょう。また、皮膚を作るたんぱく質を一緒に摂ると効果的です。