春とともにアレルギーも到来
春はつぼみが膨らみ、花咲く、人々に喜びをもたらす季節であるが、その一方で、米国人の20%にとっては、くしゃみ、かゆみ、涙目などアレルギー症状がもたらされる恐怖の季節でもある。
米国アレルギー・喘息・免疫学会(AAAAI)は、アレルギーをもつ人に対し症状を緩和させるための助言を行っている:
・春の大掃除 家の中を隅々まで掃除する。アレルギーの引き金となるホコリやカビが、冬の間に窓、本棚、エアコンの吸排気口などに蓄積している。
・花粉の回避 花粉量の多い時間帯は窓を閉める。花粉を室内に引き込む換気扇は使用しない。芝刈りやガーデニングを行う際はマスクをかける。花粉量が多い時間帯は屋外活動を避ける。花粉量がピークに達するのは10〜16時。最新の花粉情報を確認する。
・事前の準備 外出の少なくとも30分前にはアレルギー薬を服用する。薬効を確実に得られるようアレルギー/免疫学の専門医に助言を求める。副作用がある場合も同様。
・洗濯の工夫 シーツや布団カバーは週1回、お湯で洗濯する。屋外に干すと花粉が付着するので乾燥は室内で。
・花粉の除去 就寝前にシャワーを浴びて洗髪し、皮膚や髪に付着した花粉を洗い流す。
・ペットにも注意 イヌやネコが屋外に出れば花粉が付着している可能性があるので、ソファーに上がらせたり、寝室に入れたりしない。
・安全運転(安全呼吸) 花粉の時期には車の窓を閉める。エアコンを使用し、風向は顔に当たらないようにする。