古くから女性をサポートし続ける「黒酢」
ある雑誌の「この1年間に試した健康法は?」というアンケートを取ったところ、1位が「酢」でした。お酢に、「体脂肪減」「疲労回復」「便秘解消」等を期待している女性が多く、ドリンクになっているものも多いため、人気があるようです。今回は製造に1年以上かけて作る希少価値の高い「黒酢」について紹介しましょう。
200年の歴史を持つ黒酢
古くから、鹿児島県姶良郡福山町は、中国、朝鮮、琉球からあらゆる産物が入ってきて宮崎県に流れていく中継地として大変な賑わいだったといいます。さかのぼることおよそ200年前、中国から来た一人の商人が福山の竹之下松兵衛氏に米で酢が出来ると言う事を教えたのが始まりだと伝えられており、カメ壺による醸造法で、品質のよい米・麹・湧き水を、1年間発酵させる方法を、今もなお伝統的に守り続けられています。
アミノ酸・ペプチド、クエン酸等、ダイエットを助ける成分が豊富
黒酢にはアミノ酸・ペプチドを初め、クエン酸、ビタミンB群、マグネシウム等、たくさんの栄養成分が含まれています。しかも、他の酢に比べ、栄養値も全てにおいて高いのです。
アミノ酸・ペプチド
黒酢は米酢などのアミノ酸量に比べると10倍以上で、他にも最近よく耳にするペプチドが入っています。たんぱく質が私たちの体内で吸収される際、アミノ酸やペプチドに分解されます。ペプチドはアミノ酸が10〜100個つながったものをいい、ペプチドで吸収したほうが、脂肪を効率よく燃焼させるといわれ、さらにカルシウムを取り込んで早く吸収させる効果もあるといわれています。
クエン酸
疲労は筋肉を動かし、体内のブドウ糖をエネルギーとして消費されることで筋細胞に発生する乳酸、水素イオンやブドウ酸などが原因です。これらは「疲労物質」と呼ばれています。疲労物質が体内にたまると、脂肪を燃焼するために働いている細胞も当然疲れていることになります。このままでいると、エネルギー代謝はスムーズに行われません。クエン酸は、たまった疲労物質を取り除いたり、疲労物質がたまるのを抑えるために重要な役割を果たしているのです。また、クエン酸には、新陳代謝を活発にしたり、体のバランスを保ってくれているミネラルの吸収を助ける働きもあります。まさに、クエン酸はダイエットの強い味方なのです。
黒酢はアミノ酸・ペプチドで脂肪を燃やして、クエン酸が新陳代謝を活発にさせてダイエットをサポートし、ビタミンB群が疲労を回復させてくれ、片頭痛に良いと言われるマグネシウムも多く含まれているので、働く女性にまさにぴったりではないでしょうか。