スクリーニング検査のすすめ
スクリーニング検査は、疾患および病態が深刻化する前の発見に極めて効果的な方法であり、米国対がん協会(ACS)、米国糖尿病協会(ADA)、米国心臓協会(AHA)は、平均的なリスクを有する人に対して以下のスクリーニング検査を推奨している。
・血圧‐定期的な健康管理診断のたびにチェックする。
・肥満指数‐定期的な健康管理診断のたびにチェックする。
・視触診による乳房診察(CBE)およびマンモグラフィー‐40歳までは3年ごとにCBEを受け、その後はマンモグラフィーと共に毎年受ける。
・パプ検査(子宮頸癌)‐20歳〜30歳の間は毎年受ける。30歳以上では、検査の種類および過去の結果に応じて1年〜3年に1回受ける。
・コレステロール検査‐20歳から、5年ごとに受ける。
・血糖検査‐45歳から、3年ごとに空腹時の血糖値をチェックする。
・大腸癌スクリーニング‐50歳から、検査の種類に応じて1年〜10年ごとに受ける。
・前立腺検査‐50歳から受け、スクリーニングの頻度については医師に尋ねる。
家族および個人の病歴によっては、他の定期検査が有用な場合もあるため、どの検査が適当かについては医師に相談することが望ましい。