「酸素を効果的に取り込こもう」
フィットネスをはじめ、運動を効果的に行うために大切な気体といえば酸素。目には見えませんが人間に最も身近な存在ですが、意外と深く考えたことのない人も多いのではないでしょうか。では、酸素って、人間にとって、また運動する上でどのような効果があるのでしょうか?
様々な役割と効果を果たす酸素。
人間の体が必要な酸素量を100%とすると、肺呼吸で吸収されている酸素は約30%程度でその内、2/3の酸素を脳細胞が消費して、残りは心臓やその他の内臓で消費されています。更にからだが要求する70%の必要酸素は食物連鎖による多元素ミネラルイオンの酸化還元作用と皮膚を通して吸収されています。
1) 酸素は血行をよくする働きがあります。
人間は血管と共に歳をとります。血行不良、冷え性、食欲不振、貧血などは酸素不足が一因です。
2) 酸素は疲労回復に欠かせません。
エネルギー源であるグリコーゲンは運動時、乳酸に変化するので、運動中は乳酸の血液中濃度が高まります。酸素はこの乳酸を炭酸ガスと水に分解して、体外へ排出します。
3) 酸素は毛根を活性化するなど美容の源です。
乳酸の体外への排出は、血液の循環と細胞の再生能力を高めます。皮膚の細胞は消耗してアカとなり出ていきます。細胞はどんどん再生するので皮膚が艶やかで美しさが保てるのです。
4) 酸素不足は成人病(生活習慣病)を引き起こします。
細胞を再生できないのは脳細胞と心臓細胞の2つです。呼吸活動の衰えと共に体内は酸素不足となり、細胞の活力が落ち、その数も減っていくのです。再生できない細胞の再生を守るにも酸素が必要です。
体内のミネラルバランスを良くして血中の酸素濃度を高める
ミネラルのバランスを良くすると、体内の酸素バランスが保たれます。そのことによって体の酸化を減少させ細胞へのミネラルや栄養素を酸素とともに体内へ供給・吸収させることができます。