50代男性は性生活に満足
50歳代男性の性生活の満足度は意外に高い、という報告が泌尿器学誌「BJU International」に掲載された。20〜79歳の米国男性1,185人を対象に調査した結果、50歳代の男性は性欲の減退や性的不能などの問題はあるものの、性生活の満足度は30歳代男性よりも高く、20歳代男性と同程度であることがわかったという。
自身の性生活についてさまざまな観点から満足度を0から4までの5段階で評価してもらったところ、全体的な満足度の平均は20歳代で2.79、50歳代で2.77という結果が出た。30歳代ではこれは2.55、40歳代では2.72であった。
性的機能の面になると、年齢が上がるにつれ確実に低下が認められる。例えば、性欲については20歳代男性が2.77であるのに対し、70歳代では1.54となっている。
「この調査結果から、男性は年齢とともにさまざまな問題や性的機能の低下はみられるものの、必ずしも満足度が下がるわけではないことがわかる」と論文の著者は述べている。