古代から今よみがえる 新機能素材「リカメン」
生活習慣病予防やダイエットに注目の成分
古代から今よみがえる新機能素材「リカメン」
その昔、古代ローマ帝国時代に『千の薬効を持つ』とたたえられた産物があったといいます。それは『リカメン』と呼ばれ、調味料として用いられ人々の健康をささえてきました。しかし、その栄養価の高さが注目され、近年ではフランスを中心とした研究機関などで数多くの研究データが発表されるようになりました。まさに、古代から伝わる新素材ともいえるリカメン。リカメンとはいったいどのようなものなのか。どのような効果があるのか。今回の特集ではその「リカメン]にじっくり迫ります。
その栄養価の高さが注目され、近年ではフランスの研究機関などで数多くの研究データーが発表されています。古代ローマ帝国時代から、今、よみがえった、これまでにない至高の機能性食材です。
リカメンとは。歴史が証明するそのクオリティー
リカメンとは北大西洋の深海2,000mに生息する「リングフィッシュ」というタラ科の深海食用魚の内臓・骨・頭部を、自身の持つ酵素で加水分解させた天然の自己発酵物のことをいいます。
「リングフィッシュ」は体長は2m以上もあり、酸素のうすい低温・高圧・暗闇・高ストレスという極限環境に生息し、食したプランクトンにより人のからだに必要不可欠な不飽和脂肪酸を合成することができる特殊な代謝システムをもっています。
古代ローマ帝国では「千の薬効を持つ産物」として調味料、治癒薬として重用され、また、20世紀ベトナムにおいても「命の液体」と呼ばれる魚肉の発酵物「ニョクマム」として研究されてきました。人体に直接吸収され、極めて吸収性の良いアミノ酸・EPA・DHA・セレン・ビタミンEが豊富に含まれていて、さらに深海2,000mに生息しているため海洋汚染されている心配もありません。
フランス政府が認めた脅威の食品素材
リカメンは、フランスのパリ大学名誉教授モーリス・クロアレック博士が筆頭となり1980年から研究が開始されました。また、臨床データの収集は、パリ大学など様々な名誉ある研究施設でで14年以上にわたって続けられ、その結果、高脂血症ハイリスク患者を中心とした臨床試験では、循環器系や高脂血症、動脈硬化、脳機能の改善に有効だったというデータが得られています。また、200名を超える同一の患者グループに対して10年以上継続してリカメンを飲んでもらい検査をしていますが、誰一人からも、臨床的・生化学的な副作用は認められなかったと報告されています。実験には、フランス国立研究機関(ANVAR)、栄養・食品国立研究所(CNERNA)、国立農業研究所(INRA)など多くの国立機関の協力を得ています。
■EPA ■DHA
リカメンには動脈硬化や血栓症の予防、記憶力や学習能力の向上に効果があるとされている不飽和脂肪酸EPA・DHAを含んでいます。リカメンに含まれるEPA・DHAはアミノ酸と強く結合していて、様々な消化過程を経る必要がないため、体内にスムーズに吸収されます。消化不良によるロスも少ないため、通常の魚油よりも8〜10倍の効果があります。
■ペプチド ■ポリペプチド(アミノ酸)
ペプチドやポリペプチドは体内の代謝システムを促進する働きがあります。代謝をスムーズにおこなうことで、脂肪を効率良く分解し、また筋肉強化や疲労回復を手助けします。リカメンに含まれるアミノ酸は分解されずそのまま体内に吸収されるため、よりその効果が期待できます。
■セレン ■ビタミンE
活性酸素によって脂肪が酸化されると過酸化脂質となり、細胞の老化や様々な病気の原因となります。セレンやビタミンEはその酸化作用を抑制する働きをもつ抗酸化物質です。また、これら抗酸化物質はリカメンに含まれるEPA・DHAといった不飽和脂肪酸の酸化も抑制し、成分の劣化を防ぎます。
さまざまな人の健康に期待されるリカメンの効果
■生活習慣病予防に
リカメンのEPAには血液を固まりにくくする働き、DHAには悪玉コレステロールを減らして血液をサラサラにする働きがあります。 生活習慣病の代表ともいえる、高脂血症・動脈硬化になりにくくするだけでなく、血栓を防ぎ、さらには脳卒中や心筋梗塞まで予防します。また、抗酸化作用のある天然のビタミンEやセレンも含まれていますので、活性酸素からのダメージを軽減し、細胞の老化を抑制します。
※左のグラフは216名を対象に14年間にわたっておこなわれた、リカメン飲用による血流改善データです。
■ダイエットや肥満対策に
体脂肪の燃焼とは、運動中のエネルギー源である脂肪酸を燃焼することです。リカメンに含まれるペプチド類は脂肪の分解を促進し脂肪酸に変える働きがあるので、運動によるシェイプアップを効果的にサポートします。
※右の図は、リカメンの飲用前と飲用後の脂肪と筋肉・骨の割合を吸光度グラフィックにより視覚化したものです。白い部分が脂肪、青い部分が筋肉です。明らかに脂肪の割合が、飲用前に比べ、減っているのがわかります。
■疲れやすい方、スポーツをされる方に
運動中や運動後の疲労は、体内に乳酸が蓄積されることで起こります。リカメンには血流量を増大させ、筋肉中の乳酸をすばやく排出させるペプチドや不飽和脂肪酸が豊富に含まれているので、疲労回復を効果的に行うことができます。また、エネルギー供給量を増やし、持久力や運動能力の向上にも期待できます。
■記憶力・学力・脳機能の向上に
リカメンには神経系や脳の機能を助ける不飽和脂肪酸であるDHA・EPAやニューロペプチドなどを豊富に含んでいます。それにより、記憶能力や注意力、集中力をなどを高いレベルで維持することが期待できます。ラットを使った学習機能の実験では飲用後、明らかに学習能力の向上が見られました。