花の色素成分であるカロチノイドはビタミンを多く含み、解毒作用や肌荒れ予防、美肌に効果的と言われています。昔から、中国では漢方薬として、ヨーロッパではハーブとして親しまれています。
金盞花は、そのまま飲んで、その多くの効能を得るのもよいが、銀針(緑茶)に包んで、その花が茶湯の中で広がる様を楽しむ「金盞銀壇」という、見た目にもきれな茶葉も用意され、中国では様々に楽しまれています。
解熱作用、抗菌、消炎剤、眼精疲労に。風邪、インフルエンザに。食欲不振の、貧血の人に。傷口の治癒に。胃痛・胃潰瘍、更年期障害に。
中国では昔から漢方として愛飲され、ヨーロッパではハーブとして親しまれてきました。このハーブの有効成分は花の色素成分であるカロチノイドです。これは体内でビタミンAに変換され皮膚や粘膜を修復・保護します。肌の余計な脂を取り除いてくれる効能があり、肌の弱い人に対して、炎症を抑える効果があるとされています。また、抗炎症作用、生肌作用、皮膚保養、美白効果などに効果があると言われています。
金盞花は、古くは傷口をふさぐ薬として使われたり、抗菌作用が重用されてきましたが、お茶として服用されるようになると、その解毒・発汗作用から風邪の初期症状を抑える飲み物としても愛飲されています。茶葉は小さな花を乾燥させて作られていますので、あまり熱くないお湯によって、ガラス系のポットで入れてください。美しい金色の茶湯が徐々にその色を濃くしていくのとオレンジ色の花が湯の中でくるくる回りながら、僅かに広がっていくのを楽しむことができます。
茶湯は少し苦味が出ますが、香は柔らかく身体を温めてくれるので気分をゆっくりさせてくれる癒し効果も同時に味わえるお茶です。
苦味を持つ花茶は、よく他のお茶(烏龍茶や緑茶)とブレンドして頂いても美味しく飲めるものです、金盞花も香と効能を楽しんで新しいブレンドをお創りいただくのも楽しい中国茶の楽しみ方だと思います。