上質な桂花茶を無漂白で乾燥させた、最高級の桂花茶です。安渓鉄観音、黄金桂、凍頂烏龍茶、清茶等、など、お気に入りのお茶に一摘み入れるだけで、オリジナルの桂花茶を楽しむことができます。オリジナル桂花茶、作るのはとっても楽しいですよ!
秋分の日前後になると、どこからとも無くそれはそれはあまやかな香りが漂ってきます・・・。金木犀の香りです。日本でもお目にかかる金木犀は、学名ではOsmanthus fragrans var. aurantiacusといわれますが、中国では桂花樹。金木犀は、もともと中国南部原産の常緑広葉樹で、秋になるとオレンジ色の小さな花を枝いっぱいに咲かせ、甘い香りが遠くまで広がります。中国では、地名の由来にまでなっている「桂林」の桂花樹はとても有名です。漓江沿い植えられた金木犀の漂う花の香りを堪能しながら、散歩するなんて、本当に贅沢ですね。
この香りを中国の人が放っておくはずは無く、中国では、お菓子や料理そしてお茶にまで使われています。よく「桂花醤(グェイホワジャン)」と呼ばれる砂糖付けの金木犀がお菓子に添えられているのを目にした方もいらっしゃることでしょう。
この花の香りを移したお茶が「桂花茶」です。桂花樹の産地、桂林の特産品でもあります。緑茶をベースにしたこの桂花茶は、日本でも時々お目にかかるもの。
そのほかにも、安渓の黄金桂や台湾の包種茶などにブレンドされている桂花烏龍茶もよく見かけますし、最近では、金木犀が咲き乱れる杭州でも、龍井に香り付けされた桂花龍井なども目にするようになりました。茶の味わいと花の香りがバランスよくマッチして、とても幸せな気分になれるお茶だといえましょう。
じつは、桂花茶は、お茶に混ぜられて香りつけされたものだけではなく、花そのままでも売られています。金桂、銀桂、丹桂などの花の種類がありますが、小さくて奇麗な黄金色の金桂は、とても香りがよくて、烏龍茶にほんの一つまみ浮かべて飲んでもおいしいお茶が出来あがります。2〜3煎飲んだ高山茶に入れてみてください。お茶の香りの広がりがぐんと広くなることでしょう。
初秋の一日、こんな桂花茶で、のんびりとした時間を過ごしてみてください。